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華Doll* 「Anthos* The Way I Am」 感想

※2021/06に下書きが残っていた記事なので時系列がアレです。

華Doll* のソロシリーズ「Anthos* The Way I Am」の感想。
感想と、出来る限りの深読みと、これから起こり得る・明かされる可能性のあることを考え付く限り書いてみる。

アルバムの時はできるだけ考察寄りにしている(つもりだ)けど、
今回は歌にフォーカスが当たっているので声オタ音楽の趣味も開放(?)気味。
でも今までの記事同様できるだけ冷静でいたいので名前は全員(敬称略)
くんとか付けるとなんというか目線が近くなってしまう気がするから、敢えて全部そうしている。

1st seasonを完走した状態で6人を聞いて、
2nd season 1巻を聞いてから刹那を追加で聞く。
リリース順準拠で。


Teaser全員共通で、Julietでも出てきた廊下とドアが。
最初に表示される文章は以前のポスターと同じ。


*LIHITO 'Pain In My Heart'

イントロおっっっっしゃれ!
洋楽か?
歌ウッマ………………(思考停止)
さすがの歌担当です。


Boxedの冊子から
本→繋いだ手→ハート型の錠と鍵
理人のシルエットには鍵穴が。
閉ざした心を開く人は誰?誰かに開いてほしい
というあたりか。
基本的に今まで出てきたモチーフが再度使われているけど、愛がテーマなのは相変わらずのようで。

冊子では、わざわざ「女性(ひと)」って表記しているのがめちゃくちゃ拘りを感じて震えた。
歌詞にも「彼女(キミ)」ってあるし。

ずっと暗号とかポスターの文言で愛がテーマというのは提示されていて、
親からの愛なのかと思ったけど、まさかがっつり恋愛系の過去ありなの?
この手のコンテンツで「視聴者以外の女性」を好きにさせるのはタブーっぽいけど、
私は大歓迎です。

歌詞だけ見ると後悔に溢れた過去の恋のように見える。
心に傷は残っているけどその痛みがあるから「キミ」を思い出せる、この痛みも「キミ」を想っていた証だ……みたいなものを感じる……
やだロマンチストさん……(勝手な解釈です)
ロミジュリ好きなくらいだし意外とロマンチストというのは間違いないと思う。

読書家だからこそ、物語を作る感覚で自分が恋愛したら~っていう作詞なのかもしれないけど……まだ分からない。


*KAORU 'Breathe'

タイトルは生きるとか息とかそういう意味だけど、
病弱な薫が使うには重すぎる言葉だ。

キラキラして綺麗なイントロ……

さすが、特技に英語の発音と書くだけある(中の人情報)。

「○○して、○○の前に。」という構造の文が数回出てきたけど、
時間がない、タイムリミットがあるから早く、というニュアンスにも取れる。
アイドルが永遠でないことを意味しているのか、
薫の体が種を植えたことに耐えられないのか、
病弱さが解決していなくて元からの"タイムリミット"があるのか。
元からタイムリミットがあったのに無理をしたから…というのもありえるけど……

最後の「ブレス」が息だけなのに綺麗なのは天才。
私には、寒い日に息を白くしている薫の姿が浮かんだ。


Teaserと冊子について。

窓から見る空は綺麗。
病室から外に憧れていた頃、
「変わらないアングルの中みた夢」(歌詞より)の様子だろう。

最後にキャンバスに青と少し赤?の絵具?がかけられた意味は少し分からなかった。
海に反射する光とキラキラした音がぴったりだ。

冊子で薫は
「美しい景色の中に明るくてキラキラした音が散らばっていくような」
と言っている。
間違ってなかった、嬉しい。

水が映像に使われているのは、
ワスレナグサの逸話(恋人の男性の方が川に落ちてなくなってしまう)
に由来しているとかめちゃくちゃ不吉なこと言うじゃんやめてよ……

人魚姫みたいに泡になって消える映像もまた使われてたし、今後が心配でならない。

優しくて綺麗で穏やかで、でも儚くて危うさがある薫の雰囲気を見事に1曲に落とし込んでいると感じた。


*RYOGA'The Days'

いや発音良すぎでしょ。
帰国子女は反則だ!!!(その1)

インスト聞くと尚更これも洋楽かな?ってなった。

普段ラップ隊だし低音だから下から支えているのもあって単体でピックアップされにくいけど改めて思う、
声が良すぎるんだよ。
(思考停止)

終盤の笑い声良いなあ……。

Teaser Movieでは
「貼られるFake Label」に合わせて7体のマネキンが。
「Where」と書かれた封筒が大量に。

いつもの3:17を指した時計。
凌駕のキーが「嘘」なのはもう分かってるから……
さっさと吐くんだ……(無茶を言う)

終盤で一瞬ずつ映る文字は
1 // c 0 m 3 b 4 c k F 0 r y 0 U

これはLeet文字ですね!
I'll come back for you
俺は君のために戻ってくるよ。
と言っているようだけど、ということは一回姿を消すということで……?
to youだと君のもとに~というニュアンスになりそうだけど、
forだからなあ……英語はこういう時にしか触れないので細かい意味が合っているか自信はない。

冊子の「まるで木漏れ日の中を散歩しているような、優しい雰囲気の中に様々や思い出エピソードを詰め込んでみた」
になんだかじーんと来てしまった。

映画2つからインスピレーションを得ているとのことだが、
映画には詳しくないのでその辺はお手上げ……。

……と思ったけど安直に「stand by you」→stand by meとかある?
見たことはないけど、線路を歩くシーンがあるのは知っている。
Me Against MyselfのMVで線路はたくさん出てきたし。


大好きで同じようにものを感じたいと思う人(私は友だと解釈した)がいたけれど、
どうにも上手くかみ合わない、すれ違ってしまう様子を受け取った。
"チヒロ"のことなのかな。
後半は前半と変わってもう少しうまくいっているように見えるけど、
これはチヒロが死んでいないifの話なのか、眞紘とはこうはならないようにということなのか。
今まで二人が兄弟だと気付いていなかったし、これからも下手に重ねるようなことはしなさそうだけど。
謎は残るな……。


*CHISE 'Persona'

帰国子女は反則だ!!!(その2)
(改めてこのコンテンツ恐ろしい)

洋楽かな?(3回目)
曲が良すぎるんだ本当に……

低音のイメージが強かったけど、
こういう美人キャラ?高音も映えるんだと気付かせてくれたなーと改めて思う。
裏のコーラスがすごく綺麗。
ただ声優が歌いましたという域を越えているというか。
Birthの時点でハモりとかのこだわりが半端なかったし、
キャスティングとかディレクションとかも秀逸なんだよね……すごい……

Are u happy now?

傘を差しているのは自分を守るため?
仮面(=persona)が燃えていたり、トランプタワーが崩れたり、鏡が割れたり、
今持っているものが壊れる描写が気になる……
鏡とか仮面はルックスが重要なチセらしいけど、トランプは?
「S.T.O.P」のMVでチセパートにトランプは出てきたけど。
赤だから眞紘と関係あるかと思ったけどチセで良かったのか。
ハートのカードだから「愛」に繋がるとは考えられるけど今のところそれは理人だからなあ……
コンビ扱いではあるけども。

錠のついた鎖。
理人チセコンビ二人とも錠じゃだめじゃん……
どっちかが鍵になるんだよ……

本当の顔を、種を植えることで隠して?
(効果が消えるとかあれば戻るのかは不明だけどありそうだよね、色々見てきた感じ)
いながら、本当の自分を知ってほしいと願ってしまうしまう、
と自嘲しているような印象を受けた。
そこに矛盾があるから葛藤があり、苦悩がある。


*HARUTA '太陽が眠ってる時間に'

衝撃だった。
かわいいだけじゃなくて、
今まで聞いた中で一番と言っても良いくらい綺麗な裏声だったから。
(とは言え、ところどころに本来の?強いビブラートが垣間見えるのはちょっとにこにこした)
タイトルから元気いっぱいではないだろうなとは予測できたけど、こうなるとは。
やはりディレクション?も上手すぎるんだろうな……
皆様もちろん素材が良いけどそれの活かし方が上手すぎるんだ。

もっとエネルギッシュな曲もあり得たけど、
ドラマパートを踏まえるとこの優しい曲が本当にぴったりだと思う。

イントロとかの後ろで鳴っているぽんぽんしている音が軽やかに踊る陽汰を表現しているようで良い。

HOMEがキーワードの1つの子に「ただいま」と「おかえり」は…………
Anthosがそういう場所になる……なっている?
さすがにまだかな。

繰り返される「step」は、
小さな体に抱えている嫉妬、コンプレックス、悔しさに耐えられず踏んでいるみたいに聞こえた。

冊子
「誰かを表す「きみ」じゃなくて、自分の中にある「自信」を表してみたんだ」
思い出すって言っているし、自信は新たに得るんじゃなくて見失っているのかなと解釈した。
それこそポスターの文面と今回のTeaser共通の文にある
「彼はその世界の犠牲になった。」
の一つが、自信を失ったことなのではないか。
孤児院にいた間は恐らく純粋に年下の子供たちを楽しませたい、喜んでもらえて嬉しいという気持ちしかなかったのだろうけど、
アイドルを目指すようになってもっと才能がある人、恵まれている人を見てきて自信を失った、嫉妬を抱えるようになったということ。

音だけ聞くとはキラキラしていて明るくて、
それこそ太陽の光が見えそうなんだけど、
それだけじゃない、寂しさが確実にある。
タイトルは「眠ってる時間に」だから、
太陽のように明るい陽汰が誰からも見られない時間・場所で苦しみを抱えていて、人一倍努力している。
タイトルもあまりにも秀逸……

清瀬陽汰という人を1曲によくぞ落としてくれた。
クリエイターって本当に素晴らしい……


私は薫が救ってくれるのを見守ることしかできない。
頼んだ。


*MAHIRO 'Tycoon'

もっと衝撃的なのきちゃった。

それこそ、明るいけど少し寂しい、陽汰みたいな曲が来るかと思っていたんだ。


差し込まれる笑い声がヤバすぎる。
何が笑顔担当だよこれじゃ魔王かボス担当だよ
これはセンター様ですわ。

と思っていたらタイトルのTycoonは将軍(実際に徳川将軍がこう呼ばれた)とか大物って意味がある。
もう将軍で良くない?

幻の1stアニバーサリーのイベント(中止になった)のパンフレットで、
ギャップがあるメンバーは?の質問に結構な確率で眞紘の名前が上がっていたのを思い出した。
納得。
今までもラップ担当で純粋にかっこよくはあったけどここまでなるとは。

まあS.T.O.Pとか、華Doll*世界線のファンがライブを見て
「眞紘くんのギャップで死んだ。」とか言ってそうだもんなあ。
カメラにオラオラしてそう。

というかこの人も英語の発音綺麗なんだけど、
このコンテンツ恐ろしい。
(一応確認した感じ帰国子女ではなさそうだが)

あどけなさを残しつつ凄みを出してくるこの声、素晴らしいな。

「HERO」が眞紘にかかっているのか。
この曲だと魔王が主人公に「立ち上がれHERO笑」と煽っているように聞こえかねない……(笑)
という冗談はさておき、華Dollプロジェクトにか、アイドル業界か、芸能界に一石を投じるヒーローになる自分を鼓舞しているともとれる。

Teaserの
メガホンは主張をするためのもの、
自分が将軍となって演説をして人を動かすとか?
揃って右を見ている人たちのシルエットは歌詞の「まるで人形洗脳されてる」とリンクしている。
Me Against Myselfの闇堕ち(?)眞紘はこれだったのか……(多分違う)

今の時点だと1st seasonのみ聞いて、眞紘が開花した良かったね!
で終わっているので、2ndからこういう一面がもっと出てくるということなのか?
恐ろしい。

cease fireは停戦、休戦の意味があるが、歌い方的に「撃ちかたやめ!」の号令を言っているように聞こえる。

もう華が咲かなくて落ち込んでいた眞紘の姿はどこにもない。
自分がセンターとしてAnthosを引っ張っていから"Follow me"という確かな覚悟が見えた。
ここまで頼もしいところを見せてもらえるとは。


*SETSUNA 'Might be'

天才型ですねこれは。

Teaserは星空とか雲の映像が多め。
時計は8:01?だけど意味は分からなかった……
瓶からピペットのようなもので液体を採って土に落としているのは「種を植える」イメージだと思う。
赤い砂時計は赤=眞紘?と勘ぐってしまうが……
刹那の後ろに赤文字のカウントダウンする数字が映ったのも同じような要素なのか。

6人と同じようにポスターの文章がほしいよ……刹那謎すぎる……



グループ曲は声の厚みがあって良いけど、ソロは一人ずつの密度が濃くてこれはこれで非常に良かったな……。

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詩華
Posted by詩華

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